■匠 重厚旨味塩
麺はツルツル。なかなか。スープも味がそこそこついてはいる。でもなんか物足りない感じもする。「美味い」とは言わず「うん」と言いながら食べてしまうような、そんな感じ。チャーシューとか単行本並に厚かったし、メンマもネギも邪魔にならなかったしバランスが良かったんだけど、ガツンとこない。ちっちゃくまとまりすぎてる。値段がそこそこ高いし、そんなにまずくなさそうに思えるように「匠」なんていうでっかい名前を使う「巧み」な戦術に惑わされないようにしながらじっくり食べて、微妙な味を生むことにかけての匠の技を味わってみるのもいいかもしれない。食べた時に思わず「うん、微妙だ」と言わせることにかけての達人である匠の技のために買うには、微妙に値段がネックになることだろう。ここもまた、匠の技である。